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【黒子のバスケ】拝啓、君へ

第6章 5年目




拝啓、苗字名前様


作家デビューしたって言ったろ?
どうなる事かと思ったけど、なかなか順調なんだ。
編集さんの話だと、若い女の子に受けがいいみたい。
切なさがいいとか、感情移入しちゃうとか、結構好評なんだってさ。
もうビックリする事だらけだよ。

名前は本屋とか行くんだっけ?
俺よりは行ってたよな?
もし本屋行く機会あったら、ちょっとでいいから俺の本覗いてみてよ。

自分の本が並んでるって、結構感動するもんだな。
本当に俺の本売ってんのか確かめに行っちゃったよ。
本が並んでるのにも感動したけど、手に取ってレジへ向かう人を見た時は泣くかと思った。

名前はもう読んだ?
この本の登場人物のモデル、名前なんだ。
どんなに若い子に人気でも、俺は名前一筋だから安心してな。

また手紙書くな。
大好きだよ。
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