第12章 ⓇMerry christmasの前にⅡ【アレン】
「ひゃ…っそこ、ぬるぬるしちゃ…ッ」
ぬるりぬるりと、熱い舌が刺激を与えてくるのは秘部の突起。
敏感なそこを一舐めされる度に、びくんと体が跳ねる。
つい首を横に振っても、アレンくんは聞き入れてくれなかった。
いつもは私が拒否すると、大体のことはすぐに止めてくれるのに。
「汚、から…っぁ、あっ」
「ううん、綺麗だ。椛の体に、汚い所なんてない」
止めるどころか、熱が入るようにアレンくんの舌が秘豆を弄ぶ。
その強い断続的な刺激に、体を跳ねさせることしかできなかった。
感じ過ぎちゃって、可笑しくないかな。
変じゃないかな。
アレンくんの前では可愛い女の子でいたいのに。
…そんな心配をする余裕もない。
「ここ、そんなに気持ちいい?…下もとろとろになってる」
「ぁ、んんっ」
上擦った声で囁くアレンくんの顔もまともに見られないから、くちりと音を立てて秘部に潜り込んでくる指の存在に、身構えることもできなかった。
思わず仰け反るように顎が上がる。
ゆっくりと、でも確実に潜り込んで存在を示してくるアレンくんの指。
「ナカ、凄くあったかい。僕の指を締め付けてくる」
「だって、そんな所擦っちゃ…っ」
「ダメ?」
「だっ…ひゃ、あっ」
ダメって聞きながら、ダメって言わせてもらえない。
秘豆に吸い付くアレンくんの舌と、秘部の中で水音を立てる指に翻弄される。
優しいけれど、少し意地悪なアレンくんの言動に、すっかり私の体は振り回されていた。
舌で弄られる敏感な突起がじんじんと熱さを増して、私のナカもずくずくと熱くなる。
いつも綺麗だと思っていたアレンくんの指は、膣内で感じると太くて大きくて、ずっと男の子らしい。
アレンくんは未成年の可愛い男の子じゃなくて、ちゃんとした"男"なんだと自覚するとカッと体が熱くなった。
熱くて、気持ちいい。
心と体が翻弄される。
「アレ…っゃ、は…っもう…っ」
ずくずくと落ちていく熱が下半身を更に熱くして、何かを込み上げさせる。
堪らず腰が浮いてシーツを握れば、アレンくんの舌と指の動きも熱が入る。
柔らかい舌先で秘部を捏ね回されて、愛液纏う蜜壺を指の腹で擦り上げられる。
気持ちいい。
その思考に、目の前がちかちかした。