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Mの純(潤)情【気象系BL小説】

第9章 ドM天使


和『たく……。 また今度は何泣いてんですか?』


潤『あっ……。 和くん……。 ゴメン。』



和『ん? 恋人同士……? 結婚式に向かっている途中で旦那が 交通事故死……?』



俺が持っている手帳を覗きこむようにしながら、声に出して読む。




潤『そう………。お腹には子どももいるんだって……』




そう言って、葬儀の会場で泣き崩れている女の人に自分の気を送りこもうと手を伸ばす。



和『バカやろっ…… そんな事したらっ……』



潤『そうだけど……いいんだよ…… 誰かの為にしてあげられるなら命なんて……


ってもう命は無いんだけどね』




引っ張って会場から出された手を繋いだままに、和也が盛大にため息をはいた。




和『全く潤は…… 昔から そういうやつだったよな
相変わらず泣き虫で…


まあそこに惚れてたんだけどな』




潤『えっ…? 和くん… なんで……』



思わず涙もひいて固まってしまう。



和『忘れるわけないだろ。 もう…今度は一緒に


墜ちようか…』




そう言うと、今度はマントで隠す事もなく
唇をあわせたんだ。




end…….


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