第5章 ドS医師
×薬剤師 和也
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櫻『二宮くん、ちょっと。』
二『あ。 はい。 何でしょう?』
このカルテなんだけど…なんて
いいながら一緒に紙を渡してくる。
二『了解です。 それじゃ』
連絡先知っているんだから…何を
わざわざ。
それに、そもそも、診察室へとカルテ
を持って来るのも櫻井先生の指名で
薬剤師の自分が持ってきているのも
毎回、看護婦達の痛い視線とやっか
み…
俺の気持ちも分かって欲しい。
局に戻る道中、櫻井先生からもらっ
た夜会う約束のメモを見つめながら
溜め息をついた。