第11章 ドS弁護士
背中を抱かれるように流されるように
中へ入って櫻井にあったこと全て
話すと、全然何とか出来るからと
その場でさっき書いた辞表を櫻井が
破り捨てた。
翔『心配ないよ。
全部解決したらもう一度ここに
おいで。 祝杯で奢ってやるよ
ちなみに…こんな事他にしたこと
ないからな』
雅『え…、どうして俺に…』
翔『その時が来たら分かるよ』
そう言うと俺の唇に人差し指を
当ててそれ以上は何も聞くことが
出来ずに会社へと戻るように促さ
れて
それから3ヵ月、解決どころか
会社全体で色々と上向きになって
きた。
雅『…とりあえず、夜の予定は
ともかく …お礼だけでも』
全然櫻井と会うこともなく解決
してしまい一人ドキドキして、
路地を入って事務所の前で行った
り来たり…