第20章 Sweeter than SWEETS
朝起きると隣にいたはずのおーちゃんの姿が無かった。
二人でくっついて眠った夜はいつもよりもずっと深く眠れた。
おーちゃんと一緒に寝たら…そういう気持ちになるかな?って思ったけど…おーちゃんの体温とか匂いとかに癒やされるように寝ちゃったんだ。
マンションで寝れなかったのが嘘みたいに…すーっと眠りに落ちてったんだと…思う。
ゆっくり一つ伸びをしてベッドから降りる。
おーちゃんがヒーターを入れてくれたんだろうなぁ。
「寒くない…」
マンションにいると…一人だけだから朝起きると寒くって…。
ありがたいと思いながら多分下にいるであろう、おーちゃんの姿を探してリビングに降りた。
「お、雅紀おはよう!」
「ゆっくり寝れたみたいだね?
やっぱりおじさんのマイナスイオンは半端ないね」
翔ちゃんとニノが食卓から声をかけてくる。
「…おはよ。二人共早いね?」
「いやいや、相葉さんが最後だから。
ほら、座って?」
松潤が苦笑しながらそう言った。
「おはよう、相葉ちゃん。
よく眠れたみたいだね?
朝ごはんできてるよ?
すぐに出すから座っててね!
まちゅずん、手伝ってぇ」
「言えてねえし……。
了解、今いくよ」
パタパタとキッチンに戻っていったおーちゃんの姿に思わず笑みが溢れた。