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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第20章 Sweeter than SWEETS




相葉ちゃんがマネに連れられて楽屋を出たあと翔くんは汐留で打ち合わせがあると言い、松潤はコンサートの打ち合わせで事務所に行くと言って先に楽屋を出た。

ニノとテレビ誌のコーナーのアンケートの回答を終えてからようやく帰路につく。


「で、おじさんどうしたの?
 なんか悩んでる?」


ニノが運転席から声をかけてくる。
視線は前を向いたまま…。

ホントは翔くんに相談しようと思ったけど相葉ちゃんのことならニノのほうがいいかもって思って、さっき見た、相葉ちゃんの様子を話した。


「あぁ…やっぱり…。
 
 でも気づいてるなら大野さんが言えばいいんじゃないですか?」


ニノの言うことは最もなんだけど…。


「だってさ、僕が言っても相葉ちゃん、『大丈夫』って…。

 やっぱり僕じゃ頼りにならないっていうかさ?」


「なに?いじけてるの?」


「違うし…。

 でも…さ?
 何度も言うとそれも気にしちゃいそうで…さ?」


「わかりました。
 それじゃぁ、ニノちゃんが必ず連れて帰ってきてあげますよ。
 
 だからあなたもそんな顔しないの、ね?」


ニノが信号待ちのすきに優しく頭を撫でてくれた…。

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