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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第20章 Sweeter than SWEETS




あの日、打ち合わせで決まったことを翔くんにつたえると、翔くんも賛成してくれて早速東京公演から入れていくことになった。

MCでも、積極的に話題に載せる。

特にニノがノリノリで話を振る。

その振りに応えるように話す相葉ちゃんの口から漏れる不安。

ホントは上手くフォローしたいのに口下手な僕はうまくその不安を取り除く言葉を出すことができない。

結局、ニノと翔くんが話しているのをニコニコ笑って聞いてるしかできない。

相葉ちゃんが松潤のソロの曲振りをしてるのを聞きながら次の衣装に着替える。


「智くん?大丈夫?」


次の衣装に着替えスタンバイ位置に向かう翔くんが小さく肩を叩いた。


「え?」


「なんか…凹んでない?」


「そんなこと…」


無いとは言い切れないけど…。


「とりあえずさ、次のスタンバイ、行かないと?」


「ほら、おじさん、行きますよ?

 まーくんは?準備出来た?」


後ろを向き、目で確認しながら僕の腕を引っ張る。


「後でちゃんと聞くから…。

 今は集中して?」


松潤のソロが映るモニターを見て気持ちを入れ替える。


「ごめん…行く」


バックステージ側に向かうニノにそう言ってセンステ横のリフトに向った。


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