第20章 Sweeter than SWEETS
「ダメじゃ…ないよ?
でも…相葉ちゃん…疲れてるでしょ?
一人でゆっくり休んだ方がいいじゃん」
本当にそう思うから思ったままに伝えたけど…。
相葉ちゃんは少し寂しそうな顔で僕をみる。
「疲れてるのはおーちゃんも同じでしょ?
それにさ、おーちゃんひとりをソファーで寝かせたら…俺、心配で…寝れないよ?」
相葉ちゃんの顔を見てたらそれ以上言えないよね…。
そう思ってたら…フワって体が浮いて相葉ちゃんに抱き上げられた。
「え?」
「ふふふ、寝よ?ね?
寝れないならあっちで飲んでもいいし」
「おろして?自分で歩けるし…」
「やだ、俺がこうしたいの」
そんなこと言ってる間にあっという間にベッドに載せられた。
「とうちゃ〜く!
ちょっと待ってて?
少しだけ飲もう?」
そのままリビングに戻っちゃった相葉ちゃん。
見かけに寄らずせっかちなんだよね…。
両手にビールの缶とお菓子の袋を持った相葉ちゃんが僕に缶を渡しながらベッドに乗る。
もはや、ここで抵抗する意味もないので相葉ちゃんと缶を合わせてビールを喉に流し込んだ。