第20章 Sweeter than SWEETS
相葉ちゃんの声を気持ちを聞いてなんかほっとして…すれ違ってた心がまた重なった気がして…嬉しくなった。
と、同時に現実を思い出した。
この時の話をあとで翔ちゃんたちに話したら…めっちゃ呆れられたけど…それを僕も相葉ちゃんも不思議そうに見てた。
曰く、なんでそこで現実に戻るの?って…。
だって…こんなこと、相葉ちゃんと二人ならよくあることだから…。
そしたらニノに『これだから感覚で生きる人間は…』って溜息を吐かれたけど…。
だって思い出しちゃったものは仕方ない。
とにかく寝場所を確保しないと…って思った僕は相葉ちゃんにソファーを貸してほしいってお願いすることにしたんだ。
だってさ、相葉ちゃんだって疲れてるもん。
そんな中で一緒に寝かせてなんて言えるほど僕の神経も太くはない。
なのに…あっさり却下されて…どうしようって思ったら一緒に寝ようって…。
でも…って思ったのに相葉ちゃんが「…翔ちゃんじゃないとダメ?」って聞くんだもん…。
意地悪だと思う。
ダメなわけ…ないじゃん…。
相葉ちゃんのことも大事なんだから…。