第20章 Sweeter than SWEETS
俺の返事に次々と反応が帰ってくる。
じゅん:『了解!』
3104:『風邪引かないようにね?』
ニノ:『えーーーー!俺のビールは??』
うっ…どうしよう…。
でも…でも…。
画面を見ながら困り果ててる俺に、松潤が援護射撃をしてくれる。
じゅん:『和!ワガママ言うなよ!』
じゅん:『雅紀、まだ仕事中なんだから!
じゅん:『だよね?』
どんどんタイムラインを埋めていく文字に嘘はつきたくないけど『休憩中』とスタンプを送る。
じゅん:『ほれみろ!』
3104:『まだ家にあるから!』
3104:『相葉ちゃん気にしないでいいよ!』
二人のフォローに乗っかる。
雅:『ごめんね』
ニノ:『仕方ない!仕事、頑張って!』
とりあえず誤魔化せたか?
『ありがとう!』ってスタンプ送ってスマホを閉じた。
マンションに戻ってとりあえずシャワーを浴びた。
めっちゃ熱いやつ。
これで少し落ち着くかと思ったけど
そんなことなくて…。
冷蔵庫を開けてビールを出して一気に煽った。
あっという間になくなるビール。
勢いのまま、もう1缶開ける。
こんなことしても
なんの解決にもならないのに…。
そう思ったらそれ以上飲めなくて…。
リビングのラグに座って考える。