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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第5章 旧い夢 【悪い夢 side S】




智くんはその後、事務所の車で
事務所が懇意にしている病院に運ばれた。

俺たちは当然付いていきたかったが
俺たちのLIVEの打ち上げである以上
参加しないわけにいかなかった。


智くんはLIVE中に古傷の膝を痛めたので
病院に行くと伝え、
なんとか欠席をごまかした。


それぞれ、ものすごい衝撃を受けていたが
それを隠して打ち上げをなんとか盛り上げ、
散会した。

打ち上げ後、
すぐに4人で病院に駆けつける。

10階の特別室、
一般の人が入れないエリアの小さな部屋で
智くんは眠っていた。

部屋のなかに響く規則正しい電子音。

俺たちは誰も声を発することも出来ずに
その場に立ちつくしていた。

なんで?
なんで智くんがこんな目に遭うの?

なぜ?だけが頭を巡る。

目を覚まさない智くんのそばで
事務所の偉い人が警察から聞いた内容を
俺たちに告げた。

智くんは暴行され、
屈辱的な写真を撮られその写真や
俺たちのことを盾に脅され続けてた。

俺たちはもちろん、
事務所の人間にも言えずと
ただじっと耐えていたいう。

その後、俺たちは一端、帰宅させられた。


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