• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第19章 DESPERATE


大野side


おいらのリクエストでお昼ごはんを
作ってくれた和。


N:「出来ましたよ、席について」


両手に皿を持った和が大きな声で
おいらを呼ぶ。


「あっ、ありがとう。

 なんか手伝うことある?」


ダイニングに向かいながら聞く。


N:「飲み物、用意してもらって
  いいですか?」


「わかったー」


ダイニングに入ってきた和と
入れ違いでキッチンに入るおいらに
和が小さく笑った。


お茶のペットボトルとグラスを持って
ダイニングに戻る。

和の用意してくれた皿にはおいしそうな
オムライスとサラダが載ってる。


「うまそう…」


思わずそう呟いたおいらに
和がドヤ顔をする。


N:「おいしいに
  決まってるじゃないですか?
  
  最近、すごい練習してるし」


「そっかぁ…映画…料理人だもんね。

 和のお父さんと一緒だね」


N:「まさかこんな形でおやじの仕事を
  垣間見ることになるとは
  思わなかったよ…。

  包丁使うの大変。
 
  まーくんとか
  よくやってると思うよ」


「和、包丁、右で持つんでしょ?
  
 指…大丈夫?」


真新しい絆創膏が貼られた指に手を伸ばす。


N:「大丈夫ですよ?

  それよりそっちは?

  アクションあるんでしょ?忍者」


「うん、あるよ。

 トレーニングも少しずつ始まってる」


食べながら答えた。




/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp