第19章 DESPERATE
二宮side
智が自ら抱え上げた脚が揺れる。
怒りのあまりに押し殺した感情が
この人に与えた恐怖…。
ほんと、自分自身を
叱りつけてやりたいけど、
でも怒りを感じたのも、
心配したのも紛れもない事実で…。
色んな感情を引っ括めて、
抱き潰してしまおうと思った。
それで全てにケリをつける。
O:「かじゅ…、たすけ…ぇ
ほしぃ、ここに…
ちょーだぃ?」
塞き止めた熱に苦しそうな顔で
素直に強請る智。
「素直な智は大好きですよ?
まぁ、どんなあなたでも
手放す気は欠片も
ないですけどね?」
ひくひくと収縮する下のお口。
ひだの部分をスーッと撫でれば
更に物欲しげにひくつく。
「ほんとだ、こっちのお口も
素直にちょーだいって言ってるね?」
O:「やぁ、ぃわ…なぃでぇ…」
「なんで?事実じゃん?」
O:「はず…か…しぃ…、んひゃっっ」
突然突き入れられた俺の2本の指に
躰を跳ね上げる。
「嬉しい?
中、めっちゃ、絡みついてくるよ?」
O:「あーーっだっ、もっ」
与えられる快楽から逃げるように
身を捩る智。
その動きがかえって
自らを熱くするのに…。
O:「あっ、あーーんんっ」
「そうやって、動いて…。
そんなにここ、弄ってほしいの?」
探さなくてもわかる智の快感ポイント。
2本の指で不規則に撫で上げれば
嬌声を上げながらそのたびに
脚を揺らす。