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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第19章 DESPERATE


二宮side


S:「しかたねぇだろ?
  
  こっち来てから
  オナる暇さえなかったの。

  いい具合に疲れてもいたし…。

  それであんなエロい智、見りゃ…
  そんなに持たねぇよ」


まだ少し粗い息。


時折ふーっと息を吐くのが聞こえる。


「ふふふ、ですってよ?智。

 よくできましたね?

 じゃぁ約束通り…
 たっぷり気持ちよくして
 あげますよ?」


S:「ニノ…
  お前めっちゃ悪い顔してるよ?」


「当たり前でしょ?

 ちゃんと体で
 覚えてもらうんですから…
 この人には…」


そうだよ…。
そうじゃないとこの人はまた繰り返す。

でも…もうこんなのはごめんだ。


S:「智くん…ごめんね?

  俺…止めれないわ…今のニノは。

  でもさ…、
  もしかしたら今の智くんには
  伝わらないかもしれないけど…
  これも愛だから…。

  もうあんな思いはしたくないんだ。

  ほんと、心臓が止まるかと
  思ったんだから。

  今夜はたっぷりお仕置きされな?

  帰ったら慰めてあげるよ?」


「翔ちゃん…それじゃ、まるで…」


S:「ニノのことを責める気なんて
  毛頭もないよ。

  ごめんな、
  全部押し付ける形になって…。

  でもニノに任せるから…。

  頼むな?」


翔ちゃんの顔に滲む気持ち…。

ほんとはすぐにでも戻って来たいよね?

抱きしめたいよね…。

まぁそのあとどうするかも
想像はつくけど…。

だから…。


「フフフ…任せてください。

 ね?智?」


智を見ながらそう答えた。




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