第19章 DESPERATE
二宮side
「『あれ』ってあれですか?」
モニターに映る翔ちゃんの顔を見ながら
確認するように聞くと
「そう、あれ」って
翔ちゃんの軽い声が聞こえた。
「翔ちゃんも好きですねぇ?
ありますよ、今出しますね?」
智の躰を脚で抑えつつ、
用意してきた箱から
翔ちゃんが望んでいるものを手に取る。
S:「智くんその状態じゃ辛いでしょ?
手も縛られてるから
自分じゃ難しいもんね?
それに今日のニノはきっと
簡単には手を貸してくれないよ?
だから俺が
気持ちよくしてあげるよ?
でもさ、自分だけ
気持ちよくなるのは
ずりぃじゃん?
だからさぁ…上手に出来たら、
俺がニノに頼んでやるよ?
智くんのエロい姿見せてよ?
モニター越しの
俺を感じさせてよ?」
翔ちゃんが優しい振りして
凄いことを言ってる。
その様子が翔ちゃんの怒りを
表してるの、智わかってるかな?
翔ちゃんに見えるように
カメラに手にしたものを向ける。
「翔ちゃん、これでしょ?
もう咥えさせていい?」
S:「ん?ちょっと待って?
…OK、いつでもいいよ?」
翔ちゃんのGoサインを受けて、
智に手にしたものを渡す。
O:「和?これ…」
「わかってるでしょ?
智を気持ち良くしてくれるおもちゃ。
ほら?舐めて?咥えて?
翔ちゃんだと思ってほら、
カメラに向かってご奉仕して?」
固まる智の手にディルドウを持たせた。