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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第18章 Will never let you go…


大野side


大阪の個展が無事に終わって
会場の撤収も無事に完了したと
報告がはいった。


その報告を聞いた翔くんと潤くんが
あっという間に手配した結果、
あの絵がこの家に届く…。


みんなに送った絵は
それぞれの部屋に飾られたまでは
良かったんだけど…。


その…。

それぞれの部屋で一緒にいると
視線を感じるような気がして…。

結局、オーディオルームの壁に
飾ることになった訳で…。 

普通に壁に掛けるだけだと思ってたのに
潤くんが手配したとかで知らぬ間に
照明が据え付けられて、とんでもなく
おしゃれな空間になってた。


しかも真ん中に大きな空間があって…。

嫌な予感がしつつも一応聞くと
そこに僕の描いた自画像を飾ると…。


恥ずかしいのもあって
かなり抵抗したけど…
和と潤くんに何度も頼まれて
翔くんと雅紀に
『5人で嵐なんだから5枚並べたい』って
言われちゃって折れざるを得なかった。


流石に4枚並んでるところを業者さんに
見られるのが嫌で搬入前に退避させた。

僕の精一杯の抵抗だったりする。


そして…。

僕が仕事で外出している間に
搬入された大きな絵。

業者さんが帰った後に翔くんたちが
また、壁にみんなの絵を戻してた。

真っ白だった壁に飾られた5枚の絵。

その5枚の絵を前に
僕は一人立っていた。





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