第18章 Will never let you go…
大野side
自分にとっては戒めを篭めた絵。
感謝を篭めた絵…。
様々な葛藤を篭めた絵…。
この先、時間が経てばまた、
この絵を見る時の気持ちも
変化するだろうか?
たとえ変わったとしても
僕は忘れない…。
自分の愚かな行為を…。
その愚かさ故に改めて知った
みんなの深い愛を…。
ともに忘れちゃいけない事だから…。
時には一人じゃなく誰かと一緒に、
時には5人で…。
ずっとずっと僕らが歩く道を
5人一緒に歩き続けるために…。
S:「智くん!ここにいたんだ?」
N:「ほら、行きますよ?
今日は飲むってJが張り切って
準備してるから!」
「うん、わかった。
行こう、翔くん、和」
二人の手を取り雅紀と潤くんのいる
リビングに戻る。
A:「下にいたの?」
頷く僕に潤くんがグラスを差し出す。
M:「さ、はじめよう?」
それぞれが持ったグラスが
透明な音を立てる。
その響きを願いを籠める。
これからも5人一緒に歩いて行こう?
僕はみんなの手を決して離さない…
だからみんなも離さないでね…?
これからもずっと…共に…。
≪END≫