第18章 Will never let you go…
相葉side
これこれ、この雰囲気。
これをずっと待ってたんだ。
今朝の家でのやり取りを思い出しながら
思わず浮かぶ笑み。
あの日以来増えたわちゃわちゃした
自然なやり取り。
俺や大ちゃんがボケて、
他の3人がツッコんで…。
それをずっと待ってたんだ。
間違いなく俺たちの関係は
より強固になったと思う。
「ねぇねぇ、大ちゃん」
お台場の局の楽屋でいつものように
ソファーに座る大ちゃんに声をかける。
O:「なに?雅」
「あのさ、今日のクリフクライム、
俺と大ちゃんじゃん?
あれでさ、パーフェクト出したら
今日は俺と一緒に寝よ?」
N:「はぁ、お前
なに勝手なこと言ってんの?
おじさんは今日は俺となの。
昨日は翔ちゃんに譲ったんだから
今日は俺!」
「ニノちゃんこそ
勝手なこと言わないでよ。
俺、明日ロケで帰り遅いし、
そうでなくても最近一緒に
寝てないから大ちゃん不足なの!
ね、大ちゃんいいでしょ?」
ニノを一睨みして
両手をパチンと合わせて
大ちゃんにお願いする。
O:「それならさ、
別にパーフェクトじゃなくても
一緒に寝よ?」
大ちゃんがふにゃって笑いながら言う。
「やったー!」
叫ぶ俺に松潤が冷ややかに言ったんだ。
M:「絶対パーフェクトな!」
目力が半端なくて思わず何度も頷いた。