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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第18章 Will never let you go…


大野side


「…ほしぃ…欲しいょ

 もっともっと愛してほしい…

 もっと僕を求めて…ほしい」


1度口にしてしまったらもう止まらない。
はしたない程に皆を求める自分を
止めることなんてできなかった。


S:「智くん…ようやく言ってくれたね?

  それでいい…

  それで…いいんだ」


N:「智…ありがとう…。

  ずっと待ってた、
  貴方がそう言ってくれるのを
  俺たちずっと待ってたんだよ…」


翔くんとニノに両サイドから
抱き締められる。

触れあう肌が気持ちよくて堪らない。

自分からねだるように二人の唇に
自分の唇を押し当てた。


「しょぉくん…かず…
 まーくん…じゅんくん…

 すき…

 すきなの…

 …これからも…いっしょにいて?

 そばに…いて?」


M:「当たり前だろ?
  
  約束…ずっと一緒だよ?」


潤くんが僕にキスしながら言う。


A:「俺たちからの契約の証。

  絶対に離さないから…」


雅紀の唇が僕の唇に熱を伝える。


N:「智のワガママなら全部聞いてあげます。
 
  でも俺たちから離れるっていうのだけは
  絶対に聞きませんからね?」


和の唇が押し付けられる。


S:「智くん!智!さとし!」


僕の名前をただただ呼びながら
きつく抱き締める翔くんの腕…。


S:「愛してる、愛してる…」


翔くんのくれる甘く温かな体温に
僕のすべてが熔けていく気がした。

  

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