• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第18章 Will never let you go…


大野side


少し抑えられた照明の灯る部屋。

でもみんなの顔は十分に見える。


N:「智?もうちょっと明かり落とす?」


「このままでいい…。
 みんなの顔が見える方がいいから…」


今は恥ずかしさよりも
みんなの顔が見える方が大事で…。


S:「智くん…緊張…してる?」


「翔くん…キス…して?」


自分から言ったことだけど
4人に抱かれると思ったらドキドキする。

そんな自分を誤魔化したくて
翔くんに強請る。

翔くんの唇が僕の唇に触れる。

厚くて柔らかい唇が唇を食むように動く。

気持ち良くて自然と舌を出し、
翔くんの唇を舐める。

甘さに蕩けそうになる。


N:「智…いいからそのまま
  全部俺たちに委ねて?」


背後から聞こえる声。

着ていたシャツが脱がされて、
背中に直に素肌と体温を感じる。

抱きしめられて背中があったかくなる。

そのまま和の唇が無数に背中に落ちる。

その度に身体がびくりと跳ねるのを
とめられない。


「んっ、んっ、はぁ…、あっ」


吐息とともに声が漏れる。
背中に落ちるキスが、口を塞ぐ唇が
言葉よりも雄弁に
二人の気持ちを教えてくれる。


M:「智さん…抑えないで…」


潤くんの声が聞こえて、
握りしめていた手をつつまれる。

次の瞬間、指に感じる濡れた暖かいもの…。

潤くんの舌?

指先から熱が昇ってくる。



/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp