第18章 Will never let you go…
大野side
自分のやったことで
みんなから引き離されて…。
みんなの愛の大きさを
僕は身をもって知った。
動けなくなってしまった今…
もう頼れるのは自分にとって
かけがえのない4人だけで…。
助けてって言えるのは…
この4人にだけで…。
決して衝動ではなく…
僕なりに一生懸命考えた結果…なんだ。
これが正しいかは…わからない。
でも…肌に感じたいと思った。
みんなの体温を…。
愛されてる実感を…。
S:「智くん?そんな顔しないで?
言ったじゃん?
わからないなら一緒に考えるって
迷ったなら一緒に道を探すって。
智くんが助けてって言うなら
何を置いても助けるよ?
智くんが…もう迷わないように
いくらでも教えてあげる。
俺が…俺たちがどれだけ
貴方のことを愛してるかを…。
どれだけ必要としているかを…。
躰にって言うならもう二度と
忘れないように教えてあげる…。
だからそんな顔しないで?
ちゃんと受け止めるから…。
智くんも…
俺たちの気持ちを受け止めて?」
翔くんはやっぱり僕のことを
良くわかってて。
僕が言葉に出来ない部分も拾ってくれる。
N:「翔ちゃんだけじゃないから…。
俺も…智が好きだよ?
一緒に探すよ?一緒に歩くよ?
例え智がイヤだって言ったって…。
知ってるでしょ?
俺、案外しつこいんだよ?」
ニノが笑いながら僕を抱きしめた。