第18章 Will never let you go…
二宮side
智が泣きそうな顔で
翔ちゃんのことを見てる。
S:「オフって言えばオフなんだけどね?
残念なことに俺、まだコンサートのソロ
かなりヤバイ感じなの。
歌いながら叩くのって難しくて。
だから自主練。
事務所のリハ室取れたからさ。
そんな不安そうな顔しなくても
ちゃんと帰ってくるから…ね?」
O:「不安そうな顔なんて…してないもん」
S:「そう?じゃ、ニノと留守番ね?
貴方、熱あるんだから…。
ゆっくり、休んでてね?」
水分の多い瞳で翔ちゃんを見つめる智。
そんな目でみるなんてズルいよなぁ。
「ほら、おじさん、行きますよ?
向こうでニノちゃんの華麗なテクニック
見せてあげますから!」
M:「華麗なテクニックって…。
なんか、エロくねえ?」
「それは潤くんが不純だからでしょ?
Jはどうするの?今日の予定は?」
M:「俺も事務所。
まだ詰めきれてない演出があるから。
智さん大人しく待っててね?
終わったらすぐ帰ってくるから。
夕飯、考えとくね。
そういえばニノ、タップ大丈夫なの?
例の演出、
準備出来たって連絡あったけど…」
「ふふふ、任せなさい!
伊達にゲーマー名乗りませんよ?
普段やらないだけであの手のゲームも
得意なんです、私。
あれ、終わったら欲しいなぁ。
なんかの筐体に移植できないかな?
案外儲かりそうなんですけどねぇ?」