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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第4章 悪い夢 side O


翔ちゃんが俺をみる。

急な提案に頭がついていかない。


「翔ちゃん…?」


俺は名前を呼ぶのが精一杯だった。

どういうこと?
一緒に住む?


襲いくるフラッシュバックから
逃れるために薬に依存してるのは
自分でもわかってた。


それでも止めれなかった。

きっと中毒ってこうやって
成っていくんだって
他人事のように思っていた。


と同時にバレたときどうなるかも
わかってたつもりだった。


【呆れられて罵倒されて
 みんなといられなくなる】


だからばれちゃいけないと思って
余計に苦しくなって薬が増えた。

とんでもない悪循環。

いつかくる終わりに怯えながら
日々を過ごしていた。

薄氷の上で踊るような毎日だった。

そしてバレた。

先生の話を聞きながらも
バレたことと
そこから先に待ち受ける絶望しか
見えなくて…。

正直、ほとんど頭に入ってなかった。


ものすごい混乱してた。


落ち着かなくて
まだ窓際にいる3人の方をみる。


三者三様の表情を浮かべこちらをみている。


3人は目線で会話してるようだった。


いやもしかしたら翔ちゃんも含めて4人
…だったのかもしれない。


なんだかよくわからなくなってきた。


3人の表情がさらに混乱を誘う…。


潤くんは怒った顔をしていた。

ニノはなぜかニヤニヤしてた。

相葉ちゃんは驚いたような
困ったような顔をしてた。



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