第18章 Will never let you go…
櫻井side
N:「いつ行くの?社長のところ」
「さすがに直接は難しいだろうから
アポが取れ次第かな?」
もうすぐそこにあの人を取り戻す手段が
見つかったことにテンションがあがる。
待ってて智くん…。
迎えにいくから…。
そこからの俺たちの行動は早かった。
翌朝に事務所に連絡してたまたま空いてた
社長の時間にアポを入れてもらった。
急遽決まったことだから雅紀もニノも潤も
スケジュールの調整がつかず俺だけで
社長に会いに行くことになった。
もともとそのつもりだったから問題はない。
「じゃ、行ってくるね?
こっちは大丈夫だから、心配せずに
しっかり仕事、してこいよ?」
3人のことを信頼してない訳じゃない。
でもきっと気になるはずだから…
敢えて言う。
N:「ふふふ、相葉さんじゃないから大丈夫。
きっちり仕事、してきますよ?」
A:「おまっ、バ~カ!
俺だってちゃんとやるし!
なんなら巻いてくるし!
ってか、巻きで終わらせて
ニノより早く帰ってくるし!」
N:「ふんっ、出来るならやってご覧なさい?
絶対、私の方が早いから!」
M:「何、ガキみたいなことしてんだよ?
ほらっ、行くぞ?時間考えろや!」
N:「あいばかさんのせいで
Jに睨まれたじゃん!」
A:「しらないよ、そんなの!」
きっとほんとはついて来たいよね?
でも仕事、放り出せないもんね?
待ってろよ、絶対なんとかするから…。