第18章 Will never let you go…
櫻井side
A:「あんまり寝れないならさぁ…
疲れること、したら?」
「雅紀?お前酔ってる?」
A:「酔ってないよ?
でもさ、性欲だって欲求の一つじゃん?
肌と肌が触れ合うと
解決することもあるよ?」
「まぁそうだけどさ…
そんな気分にはならないよ」
N:「翔ちゃん、俺と試してみる?」
そういうと和也が俺の膝にのってきた。
「和、冗談はっや…」
やめろとい言う前に口を塞がれる。
微かにブランデーの味のする舌が
唇を割って忍び込んでくる。
少し暖かい和の手が俺の頬を包み
唇をはずすのを許してくれない。
角度を変えながら俺の唇を
貪るように口づける和。
そのキスに劣情を煽られそうになる。
N:「んっ、ふーっんっ」
和の鼻を抜ける甘い声。
その声に俺は口の中を動き回る舌を
吸い上げる。
和の拳が抗議するように胸を打つけど
大して力が入っていないから
少しも痛くない。
一旦唇をはずし、
どっちの唾液で濡れたかわからない
和の唇をくすぐるように舐めた。
N:「しょぅちゃ…んっ、くすぐったい。
どうする?ベッド行く?」
「魅力的だけど…
やっぱ最後までは無理そう…。
ごめん」
N:「ふふ、なんで謝るかなぁ…。
でもさ、一緒に寝るのは?
一人で…寝るのちょっといやなの」
少し心細げな顔の和をみたら
断れるわけがない。