第17章 Rolling Days
二宮side
A:「悪くはないよ?でもずるい。
俺もしたい。
いいよね?大ちゃん?」
そう言うと潤くんの横にちょこんと座ってる
智の横に身体を滑り込ませる。
翔ちゃんのいる前で、智くんを抱き上げ
自分の膝に乗せるとそのまま唇を塞いだ。
O:「んんっ、あーばちゃん、あっん」
後頭部に手を回し離れないようにして
智の唇を貪る相葉さん。
俺たちの前でいい根性だと思う。
驚くほど長いキスが目の前で行われている。
ようやく唇が離れると銀の糸二人を繋ぐ。
とろんとした目の智を自分の胸に凭せかけ
髪を撫でる。
ちょっと嫉妬したくなるほど穏やかな光景。
M:「雅紀、適当なところでやめとかないと
翔さんの目が怖いよ?」
A:「えー?いいよね?翔ちゃん?」
無邪気な顔して翔ちゃんの方を向いて笑ってる。
S:「今はいいよ?
でも智くん、今日は俺と一緒に寝ようね?」
「え?ちょっと翔ちゃんずるくない?」
S:「ずるくないでしょ?
俺、さっきまで仕事してたし、
中日だってその前日だって仕事でいなかったし。
それぐらいのご褒美あってもよくない?
ここは気持ちよく年上に譲っても罰は当たらないよ?」
M:「こういう時だけ年上?」
「なんかずるいんだけど…」
A:「でも確かに翔ちゃん今回はいそがしかったよね…」
俺たちは3人で顔を見合わせる。