第17章 Rolling Days
相葉side
N:『潤くんまだ』
S:『じゃ、適当に潰してるからいいよ?』
O:『おいらいく!しょーちゃんのとこいく』
突然、大ちゃんのコメントが入る。
S:『ええーっ』
翔ちゃんの叫びと共に
へんなスタンプが送られてきて
翔ちゃんの混乱ぶりが見えた。
『大丈夫止めるから!』
とりあえず、それだけ送る。
ここにきてもまだ松潤の反応がないところを
みると…まだ、ミーティング中なのかな?
とおもったところで既読が4になる。
O:「ニノ、止めないで!おいら行くの!」
N:「だからダメだって!
今回は大人しくしてて!」
ふたりのやり取りを見てるとLINEが鳴る。
M:『今行く!』
着信した直後、ドアが開いた。
ニノを振り切って部屋を出ようとした
大ちゃんを松潤が抱き留める。
N:「Jナイスタイミング!」
ホッとした顔のニノと視線を交わす松潤。
俺も正直、ホッとした。
M:「遅くなってごめん。
なに?迎えに来ようとするほど
俺に逢いたかったの?」
潤くんが抱き締めたままの大ちゃんに言う。
ニノが一旦、リビングスペースに戻ってきて
後を追うように潤くんに押された大ちゃんも
こっちに逆戻り。
N:「智よかったね?
潤くん居てくれるから。
飲んで待ってて?
巻きで終わらせるから」
「あっ、大ちゃんこれ
食べてていいからね?」
お気に入りのビスケットを渡すと
翔ちゃんにLINEする。
『これから行くけど大丈夫?』
S:『OK』
短い一言を確認して俺たちは部屋を出た。