第17章 Rolling Days
相葉side
大ちゃんもう、酔ってるの?
ちょっと早くない?
膨れた頬をつつきながら
なんだか心配になる。
ニノが膨らんだ頬を両側から挟んで
一気に潰す。
N:「何拗ねてんの?
あーた、ハワイで乱入したじゃん?
だから今回は俺たちなだけでしょ?
かわいい顔して拗ねてると
襲いますよ?」
O:「むー、いいよ?襲えば?」
N:「なに開き直ってんの?
可愛くないなぁ。
可愛くない子は襲いません!
もぅ、いいから機嫌なおしなさいよ」
言うが早いかニノが大ちゃんの唇を塞ぐ。
O:「んっ、ニノっ、ん、んんっ」
静かな室内を水音と大ちゃんの甘い声が
支配する。
顔を真っ赤にしてニノの胸を叩く大ちゃん。
でもその抵抗も徐々に小さくなる。
腕のなかで大人しくなる大ちゃんに
満足したのか、
ようやく和が大ちゃんの唇を解放した。
N:「いい子だから、ここで待ってて?」
髪の毛を手で梳きながら
和が大ちゃんに言い含める。
N:「ね?もうすぐ潤くん来るし、
二人でいれば大丈夫でしょ?」
大ちゃんはうんとも嫌とも言わずに
ただ和に身を委ねてる。
ねぇ、大ちゃん。
なにがあったの?
俺たちが来るまでの間に…。
何が大ちゃんを苦しめてるの?
じっと二人の様子を見てるとスエットの中の
スマホが震えた。
S:『こっちは企画もの録りおえたから
いつ来てもいいよ』
S:『潤は打ち合わせおわった?』
そろそろ行くかと思ってニノを見た。