第4章 悪い夢 side O
N:「そんなこと!
そんなこと出来るわけないでしょ!
あなたが居なくなって我々が
平気でいられると思ってるんですか!!
大野さん、自分のこと、
わかってなさすぎです!!
俺たちが……俺たちが…」
しゃくり上げ言葉が続かないニノ。
松潤が泣きながら俺の胸ぐらを掴む。
M:「大野さん、俺たちのこと守るために
黙ってたんでしょ?
一人で耐えてたんでしょ!?
俺たち仲間じゃないんですか?
大野さん一人で黙って耐えてて
俺たちがそれでいいと思ってるって
思ったんですか?
リーダーひとりに背負わせるなんて
そんなことダメなのに…。
なんで……なんで…
頼ってくれないんですか!?」
相葉くんも泣いてる。
A:「リーダー、もっと頼ってよ。
俺たち頑張るから……。
もっともっと頑張るから…
辛いこと言ってよ。
みんなで乗り越えるのが俺達でしょ?」
物音を聞いて先生や看護師がやって来て
翔ちゃんたちは廊下に出され、
その間に俺は新たに作った
傷の手当てを受けた。
新たに付けられた点滴。
鎮静剤が投与され、
俺の意識は沈んでいった。
そして翌朝、俺はしばらくの休養と
奴らの逮捕を知らされた。