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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第17章 Rolling Days


大野side

おいらの話を聞いた翔くん達の顔を見て
おいらははじめて、
やっちゃいけないことを
やったんだと自覚した。

知らなかったけど、おいらの写真を
ぱっと見分からないように撮って
ネットにあげてたらしい。

自分の彼氏として…。

おいらのマンションを自分の家として…。

あいつと会ったとき、何人かの仲間といた。

アーティストの卵だったり、
デザイナーとかイラストレーターとか
前の個展後に出会った仲間で、
少し新しいことをやりたくて
ヒントをもらうために集まって飲んでた。

そこに入ってきたのがあいつで…。
誰かの知り合いだと思ってた。

でもそうじゃなかった。
みんな、誰かの知り合いだと思ってた。

あいつはいつの間にか当たり前のように
おいらのマンションに居るようになった。

女として興味がないから手を出すことを
当然しなかった。

1度、襲われかけたけど未遂に終わった。

あいつの知らない過去が甦って…。
おいらよりは力は弱いけど…
身長のあるあいつがおいらに股がって
赤い唇を寄せてきた瞬間…。

忘れかけてたことがフラッシュバックする。
恐怖で気がついたら突き飛ばしてた。

それで怪我をしたと言うあいつは
それをネタに脅すようになり
金で解決するならと…金も握らせた。

いつか、おいらに飽きていなくなると
思いながら…。

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