第16章 Don't be discouraged!
二宮side
午前中の撮影も無事に終わり、
夕方の収録まで時間もあったので
久しぶりに潤くんとゆっくり
ランチしてから局入りした。
ふたりで局の廊下をいつもの
楽屋に向かってゆっくりと歩く。
M:「俺たちが一番かなぁ…?」
「どうだろう?
おじさん、空港から直でしょ?
向こうの方が早いんじゃない?」
M:「昼過ぎだっけ?到着」
「確か13時30分頃とか言ってた気もする」
なんて言いながら楽屋の前に着くと
中から翔ちゃんと相葉さんの笑い声が
聞こえてきた。
思わず潤くんと顔を見合わす。
「あっちが先だったみたいだね?」
M:「のんびりしすぎた?」
「今でも余裕過ぎるぐらいだよ?」
言いながらドアノブを廻し、中に入る。
「おはよーっす」
M:「おはよー」
いつも通り挨拶しながら中に入る。
テーブルのところでパイプ椅子に座ってた
3人が一斉にこっちをみて
笑顔で挨拶してくる。
「大野さんおかえり」
O:「うん、ただいま」
いつも通りふんわりと笑う大野さん。
隣の潤くんの周りの空気が
少し緩んだ気がしたけど…。
…まだ緊張してる気がした。
A:「にの、俺は?俺には?」
「ってかなんであんた、
こんな早い時間にいるの?」
A:「えー?どうしてって。
今日のロケ、千葉だったでしょ?
早朝だった分早めに終わって、
しかもロケ地が空港近くだったから
翔ちゃんに電話していっしょに
リーダーのお出迎えしたの!」
めっちゃ嬉しそうに語る相葉さん。
翔ちゃんがニコニコしながらみてる。