第16章 Don't be discouraged!
松本side
翔さんは蕎麦で
相葉くんはフレンチトースト…。
なんでこう、両極端なんだ?
「和は?蕎麦?フレンチトースト?
それともコンチネンタル
ブレックファーストでも用意する?」
半ば自棄になって言うと
和があきれた顔で俺を見る。
N:「潤、両方作ろうとしてるでしょ?
そういう優しいところ、
潤くんらしいけど疲れちゃうよ?
俺、ヨーグルトとコーヒーでいいから
自分でやるよ?
翔ちゃん達のリクエストなんてさ、
無視して潤くんの食べたいもん
用意すれば?
文句があるなら自分達で用意すれば
いいんだから…。
ね、そうでしょ?
翔ちゃん?まーくん?」
A:「そりゃ、もう!作ってもらえるだけで
ありがたいです!はい!」
S:「ニノの言う通りだな。
潤?そんなに気ぃ遣わなくていいよ?
作んの面倒だったら
別に作んなくてもいいし」
ふたりともニコニコしながらいう。
「作るよ。作るのすきだからさ。
でも翔さん、蕎麦はお昼でいい?
まー、フレンチじゃない
トーストでもいい?」
頷く二人の顔を見て、
スクランブルエッグとベーコン、サラダ、
トーストの簡単な朝食を用意した。
S:「うまそー!いただきます!」
A:「潤ちゃんありがとう!いただきます!」
ふたりとも朝から凄い勢いで
口に入れていく。
N:「もうちょっと落ち着いて食えや!」
すっかりいつもの空気の家に
なんかすごくほっとしてる自分がいた。