第16章 Don't be discouraged!
二宮side
相葉さんには翔さんが簡単に、
本当に簡単に話してくれた。
翔さんから話を聞いてるときは心配そうな
目をしてたけど、潤くんの前では
いつもの相葉さんだった。
あれがまーくんなりの気遣いなんだと思う。
テーブルに並べられた料理。
オムライスに唐揚げ、
ミニサイズのハンバーグ。
俺たちの好きなものが並んでた。
もちろん、他にサラダとかも…。
A:「松潤おかえりー。これ凄くない?
今日なんかあったっけ?」
M:「ただいま、まー。なんにもないけどさ…
強いていうなら昨日の生放送、
お疲れ様?」
S:「お、嬉しいじゃん、それ。
ありがとね?潤」
M:「あのさ、食べ終わったら
聞いてほしいことがあるんだ…俺」
潤くんが決意に満ちた顔で言うのを唐揚げを
摘まみながら翔さんが聞いてる。
S:「ん、これ、うめぇ!
わかったよ、潤。食べ終わったらね?」
頷く潤くん。
それを見た相葉さんが小さく笑って声を出す。
A:「お腹すいた!早く食べようよ。
ほら、ニノも松潤もはやく席着いて!
翔ちゃんお行儀悪いよ!
いただきますが先!」
テンション高めの相葉さんに
押される翔さん。
皆でいただきますをして
賑やかな食事が始まった。
智が居ないけど、ようやくいつもの雰囲気の
食卓がなんだかすごく嬉しかった。