• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第16章 Don't be discouraged!


松本side

N:「ダメなわけ…ないだろ?」

「ありがとう、和」

和の優しい目を見たらなんか凄くホッとした。

本当はみんなに話すのは怖い。
好きだから、大切だから…
拒絶されたらとつい考えてしまう。

そんなわけないのに…。
わかってるのに…。

N:「じゅーん?」

いつの間に和が俺の後ろに立ってた。

声に引かれて和の方を見る。

チュッって小さくキスをする和。
唇が離れたら後ろから抱き締められた。

N:「そんな顔すんなよ。
  智も翔ちゃんも、まーくんも
  みんなお前のこと責めないよ、

  聞いたら心配はするとは思うよ?
  だってお前のこと大事だもん?

  まーくんなんか代わりに
  泣いちゃうかもね。

  でも誰も責めないし潤から離れない。

  だから安心して全部言っちゃいな」

和の体温が心地よくてそのまましばらく
身じろぎ一つせず抱き締められてた。

俺より体の小さいはずなのに抱き締められると
その何倍にも感じる包容力。

不思議だけどきっとこういうところは
一生敵わないと思う。

N:「家に戻る前にスーパー寄ろ?
  多分、まーくんも、翔ちゃんも潤くんの
  手料理、待ってるよ?

  俺だけ喰ったのバレたらなに言われるか
  わかんないじゃん?」

「そんなもん?」

N:「おまっ!
  お前が帰ってこなかった間だの食生活
  ほんと、酷かったんだかんな?

  そこは責任もってなんとかしろや」

「まじか…分かった。頑張る」

N:「そうこなくちゃ!」

和が楽しそうに笑った。
/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp