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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第16章 Don't be discouraged!


二宮side

駐車場に停めた愛車に乗り込み、
ナビの指示で京葉道路を経由して
都心に入る。

潤くんのマンションの近くの
コンビニに車を一旦停めて、
酒やつまみになりそうなものを
手当たり次第にカゴに放り込み
会計を済ませる。

車に戻って時計を確認する。

俺より30分は早く出たJ。

もう、間違いなく家には着いてるし、
流石にまだ寝てないだろう。

車をマンションに向ける。
予め持っている駐車場のキーで駐車場に入り
Jが持ってる駐車スペースに滑り込む。

シェアハウスに住むようになったとき、
俺たちは幾つかのルールを決めた。

その一つがマンションの駐車場を
2台分借りること。

まぁ、大野さんは自分が車を持ってないから
1台分だけど。

その上で事務所に1つ、
車を持つメンバーそれぞれにも1つずつ
キーが必要な駐車場には
鍵を用意して渡した。

そして、マンション自体の合鍵もそれぞれが
メンバー分を所持している。

緊急の時のみ使うということも
勿論ルールの一つ。

プライバシーを保持しつつ、
危険を回避する方法としてみんなが納得の上
互いのキーを渡した。

ちなみに…
いままで合鍵を使ったことはない。

その鍵を弄りながら、
俺はオートロックの前に立った。

潤くんの部屋の番号を押して
…しばらく待つ。

プツって音と共にインターフォンが繋がる。

M:「ニノ?」

驚いたような潤くんの声。

「オバンです、いーれーて」

ちょっとふざけた口調で解錠を要求した。
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