第16章 Don't be discouraged!
二宮side
「さて、我々はどうしますか?」
大野さんとJに声をかける。
O:「おいらどこでもいいよ?」
「大野さんはこの部屋の使って。
翔ちゃん帰ってきたら
真っ先に会いたいでしょ?」
瞬間、顔を赤らめる大野さん。
どこまでもかわいいおじさんだと思う。
「J、準備して行こ?」
M:「え?あっ、あぁ…。
ニノ、真ん中の部屋行っていいよ。
俺、一番奥、行くから」
明らかに聞いてませんでした
って感じだけど…。
そこを突っ込んでも意味がない気がした。
「わかりました、そうさせてもらいます」
俺は着替えの準備をして、部屋を出た。
シャワーを浴びて、もとの部屋に戻ると
相葉さんと大野さんがさっぱりした表情で
喋りながら、今日の放送の録画を見ていた。
「二人とも早いね?」
O:「そう?まぁ、シャワーだけだしね?」
「まーくんは行かなくていいの?
風間と約束してるんでしょ?」
A:「翔ちゃんの顔見てから
行くつもりだよ」
O:「風間くんもう来てんの?」
A:「さっきメールが来て
向かってるところだって」
O:「じゃ、ついたら上がってきてもらえば?」
A:「いいの?」
O:「いいんじゃない?
ここでもいいし別の部屋も
空いてるでしょ?」
「まーね、部屋は空いてますよ。
後輩の皆さん、帰っちゃったし」
O:「ニノ?どうしたの?不機嫌じゃない?」
「そんなことないですよ?」
M:「あれ?まだみんないたんだ?」
タイミング良くと言うべきか?
Jが戻ってきた。