第16章 Don't be discouraged!
二宮side
O:「そうだ!剛くんに亀ちゃんに山田くん。
みんなでメドレーやれば
よかったのに…」
A:「で、〆で『じっちゃんの名にかけて!』
でしょ?」
爆笑しながら言う相葉さん。
ちょっとむくれた顔で潤くんがいう。
M:「そういうのはプロデューサーに言えよ。
ってかお前、振りの確認に来たんだろ?
くだんないこと言ってないでやるぞ」
そういって、立ち位置に立つ。
A:「ごめんって。ね?許してよ、潤ちゃん」
相葉さんがJにすり寄る。
あー馬鹿だ、あれ。
しばかれるパターンだよ?
いい加減、学習しないかな、あの人。
そう思ってる俺の前で見事にすぱーんと
はたかれてる相葉さん。
大野さんと目が合う。
お互い苦笑しか出来ない。
「潤くん、時間無いからアイバカは
放っといて確認しよ?」
O:「ほら、相葉ちゃんおいで。
確認しよ?」
相葉さんの頭を撫でながら言う。
O:「潤くん、やれる?」
頷く潤くんににっこり笑う大野さん。
デッキから予め編集してもらった曲を流し
確認を始める。
確認だから全力でやる必要はないのに
つい真剣になっちゃう。
メドレーを踊り終えた俺たちは
顔を合わせる。
「全力出しすぎじゃない?」
O:「相葉ちゃん汗、凄いよ?」
M:「メイクさんのところ、行ってこいよ?」
A:「行ってくる!ちょっと待ってて!」
走っていく相葉さんを3人でゆっくり
後ろから追いかけた。