第16章 Don't be discouraged!
二宮side
歌い終わって、もう一度戻るのも面倒で、
広い控え室にもどる。
控え室には俺たちの前に出番を終えた
TOKIO兄さんたちやこれから出る予定の
KAT-TUNや関ジャニ∞がいた。
潤くんが、太一くんを見つけて歩き出す。
のを、大野さんがやんわりと止めた。
O:「潤くん、もう、大丈夫。
太一くん怒ってないし、
潤くんの気持ちは
ちゃんと伝わってるよ?」
大野さんがJに話していると城島さんと
松兄が歩いてきた。
城:「大野くん、潤くんお疲れ!
このあともあるんやろ?
大変やなぁ。
潤くん、太一くんが
ふざけてごめんな。
去年よりは真面目にやってたから
まぁ許したって」
M:「いや、あの、おれこそ…」
松:「潤、ほんと気にしなくていいかんな
アイツ、練習もいい加減だったろ?
それ、誤魔化すために言ったみたい。
後輩、巻き込むなって
叱っといたから。
これに懲りずに
また一緒の番組ヤろうな?」
松兄の心遣いが沁みるのか
泣きそうな顔の潤くん。
山口くんがそれを見てJの頭を
ポンポンってしながら言う。
山:「泣くなよ?泣くなよ?
ちょっ長瀬~ヘルプ!」
長:「山口くん焦りすぎだから。
流石に泣かないよ、
潤、大人だもん。
なぁ?」
長瀬くんがわざとらしく混ぜ返す。
城島さんが太一くんの背中を押して
松兄がその手をがっしりとつかんで
Jの前に太一くんを立たせる。