第16章 Don't be discouraged!
二宮side
出口には移動用のミニバンが横付けられてて
相葉さんがいつものきらきらの笑顔で
こっちを見てる。
とりあえず、ホテルに戻って
気持ちをリセットしよう?
まだ、先は長いから…。
相葉さんに声をかけられ、俺からせっつかれ
大野さんにだめ押しされてようやく動くJ。
なにかを決意したような、なんだかJか
纏う雰囲気が少し変わった気がした。
吹っ切ったように話すJ。
車内はあっと言う間にいつもの雰囲気になる。
これでいいんだよなって思いながらも
どこか、引っ掛かる気がしたけど
まだ、出番もあるしと、
とりあえず気にするのをやめた。
ホテルに戻ってさして
のんびりできないのは承知で4人で
ケータリングを摘まみながらTVを視る。
別に何をしゃべる訳でもないけど
かといって雰囲気が悪いわけじゃない。
そのうち、時間になって次の出番の
準備をしながから会場に移動する。
諸般の都合により当初の予定より
遅くなったコーナー。
提供テロップの後ろでスタッフさんから
『ふざけてくれ』って大雑把な
指示を出されて4人でリクエストに応えながら
スタートを待つ。
翔ちゃんの着替えも済んでいよいよ出番。
久しぶりにテレビでtroublemakerを
歌う気がする。
大野さんが翔さんと嬉しそうに歌ってる。
その姿を見たらいつもなら入れてあげない
一列での振りだけど今日は入れてあける
気になった。