第16章 Don't be discouraged!
松本side
O:「データ放送との連動企画で最終打合せが
現場であるんだって言われてるの。
ギリギリまで詰めてたから。
だから早いんだって。
じゃ、またね?岡田っち」
岡田くんに目で合図した智くん。
岡田くんもわかった顔で小さく頷く。
岡:「井ノ原くんのことは
気にしなくていいよ。
ごめんね、めんどくさくて」
三:「ねぇねぇ、そういう絡み方すると
大好きな嵐に嫌われちゃうよ」
三宅くんがからかうように井ノ原くんに言う。
井:「えっ?そんなこと、ないよな?」
かなり弱気そうな井ノ原くん。
O:「そんなことないですよ。
でも行かないとまずいんで」
そう言うと俺の腕に引っ付く智くん。
O:「じゃ、また会場で」
ひとつ会釈すると「潤、いこ?」って。
二人で部屋を出て自分たちの部屋にもどる。
O:「ねぇ、潤、
ここのケータリング食べた?」
「いや、さっき着いたばっかだし、
食べてないよ」
そう答える俺にふにゃって笑って言う。
O:「じゃ、あとで戻ってきたら食ってみ?
マジうまだから。
美味しいもの食べたら元気でるよ?」
それだけ言うとさっさと部屋に入っていく。