• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第16章 Don't be discouraged!


松本side

「早く着いたんならそれなりに時間、
 あったんじゃないの?

 さすがに兄さんたちそんなに早くは
 はいってないでしょ?」

和の表情の原因は大野さんを先輩たちに
取られたからでしょ?

ほんと、好きだもんね、智くんのこと。

だから兄さんたちが来る前に
それなりに時間があったはずなのにって
思って聞いたら
更にイラっとした声で一言
「翔ちゃん」と。

あぁ、なるほどね、
画面の翔さんに取られたのね、
大野さんを…。

時計と部屋に貼ってある
進行表の時間を見る。

「俺、挨拶がてら迎えにいってくるよ。

 先、着替えてて」

そう言って歌以外の時用の衣装を指す。

「それとも一緒にいく?」

N:「やめときます。
  早くつれてきてください」

「りょーかい。
 相葉くん、ニノお願いね?」

とりあえず話を中断できたことに
感謝しながら部屋を出た。

ほんと、危なかった。

和のことだからこのままスルーは
ないだろうけどとりあえずしばらくは
このままいけるだろう。

例え自分を騙しながらだろうが
我慢しながらだろうがコンサートは
成功させなくちゃいけない。

ここに、自分の個人的な感情は…
プロだからいれちゃいけない。

気持ちを切り替えるように【V6】と書かれた
紙の貼ってある部屋のドアをノックした。
/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp