第16章 Don't be discouraged!
二宮side
そういう大野さんに相葉さんが
「なんで」って聞く。
O:「だってさ、なんかよくわからない会食が
めっちゃ入ってるんだよ?
おいら、そう言うの、苦手じゃん?」
「確かにめんどくさいね、それ」
O:「でしょ?だから出来るだけ
必要な時期だけ居たいの」
A:「上海って時差あるんだっけ?」
O:「1時間だって翔ちゃんが言ってた」
「ならまあ、そんなにキツくないか?」
O:「うん、多分平気。
あっねぇ、相葉ちゃん、おいらの
ウエストポーチしならい?」
A:「へ?おーちゃんのウエストポーチ?
っていつものやつ?」
O:「うん、見当たらなくて」
A:「ごめん、わかんないや」
「みつからなかったの?」
O:「うん…」
A:「案外、翔ちゃんがしってたりしてね?
あとで、きいてみたら?」
O:「ん、そうしてみる」
車は首都高から湾岸線に入る。
A:「あっディズニー!
この間のパーティーたのしかったね?」
「ああ、ほんとだ。ホテル見えるね」
ちらりと視線を移し、また前を見る。
O:「また、やろうね?次は潤くんだね」
ふにゃっと笑いながらいう智さん。
Jか…。
今日もマンションから一人だよなぁ。
大丈夫なのかなぁ…。
そのまま、3人でどうでもいいことを
話しているうちに幕張に着いた。
マネージャーから言われてる通り
近くのホテルの業者用入口から中に入り、
裏口から3人で指定された部屋に入った。