第16章 Don't be discouraged!
二宮side
A:「そう言えばさ、和、荷物は?」
「もう、車に入れてあるよ。
そう言うお前、クラブは?
俺の車、載らないよ?」
確認のために言うと
まーくんはにっこり笑って言う。
A:「この間、かざぽんに
取りに来てもらったよ」
「…取りに来たってどこに?」
さすがにないよな?
この家のことは
トップシークレットなんだから…。
A:「もちろんマンションだよ。
みんな付き合ってくれないから
こっちに置いといても意味ないじゃん」
ホッとした顔の俺を見てまーくんが言う。
A:「俺だってこの空間を守りたいの。
だからドジは踏まないよ。
明日もマンションに
送ってもらうしね?」
「うわっ、プレゼントなのに…
風間、帰りも運転させられるの?」
A:「プレゼントは予約とプレイフィーと
一緒にラウンドするところまで」
ニヤリと笑うまーくんは案外鬼畜だと思う。
パブリックイメージとの
ギャップが激しいよなぁ。
O:「ニノー、相葉ちゃんまだなのー?」
階下からおじさんの声。
早く行きたいって気持ちが
見える気がしたのは気のせい?
まーくんと顔を合わせ下に向かって叫ぶ。
「今行きますよー。
車、キー開いてますから、
乗ってて下さい」
智さんに返事をして、まーくんをみる。
「とりあえず、行こう」
ひとつ頷いて、階段を降りた。