第15章 Always thinking about you…
二宮side
翔さんが階上に戻っていって…
そんなにせずにまーくんが階段を降りてきた。
M:「あれ?もどってきたの?」
潤くんが階段を降りる音に気がついて
振り返りながら声をかけた。
A:「うん、とりあえず大ちゃんの顔見て
安心したし。
翔ちゃんも大ちゃんといる方が
いいかな?って思って
任せてきちゃった」
「ふーん。
やけにニコニコしてるけどなんかあった?」
冷めたコーヒーを新しいものに変えて
まーくんに差し出す。
A:「ありがと。べつになにもないよ?」
「なんか怪しいけど…まぁいいや」
M:「これで5人揃ったな?」
A:「なんか…物凄く長い1日だったね?」
「ほんと、疲れたね、今回は。
こんなの2度とゴメンだよ」
A:「俺も無理だなぁ…」
M:「ほんと、勘弁だわ」
「で、5人揃ったけど…夕飯、どうする?」
A:「鍋とかは?
大ちゃんもそれなら
食べれるんじゃない?」
M:「鍋かぁ…多分材料はあるはず。
念のため、冷蔵庫見てくる」
うちの料理番長はどうやら冷蔵庫の中身も
把握してるみたい。
そんなことを思いながら
キッチンに向かう背中をみる。
「まーくん、疲れたんじゃない?
休んでたら?」
A:「平気~」
「別に部屋に行けってことじゃなくてさ、
寂しいならソファーでゆっくりしてなよ。
夕飯の準備は私たちがやるから」
しぶしぶといった感じでリビングのソファーに
寝転びテレビを見てたまーくんは
しばらくして寝息を立ててた。
そっとブランケットをかけながら小声で呟く。
「まーくん、ありがとう」