第15章 Always thinking about you…
松本side
下に降りて智くんの食事を準備して
サーブする。
ミネストローネとロールパン。
ストレスから来る熱だから
あまり病人っぽいのも逆効果かと思って
軽めのものを用意してみた。
「智くん、無理して全部食べなくて
いいからね?
食べれる分だけでいいよ」
O:「潤くんありがとう。いただきます」
小さく手を合わせて食べ始めた智くん。
一人で食べるのはどうかと思ったから
俺もコーヒーを淹れて席についた。
「どお?」
O:「うん、うまい」
「それはよかった」
N:「J?連絡しといたよ。
今日のスケジュール、オールクリアに
なったから」
和の声が聞こえたかと思ったら
すぐにその姿も見えた。
N:「あれ?なんでおじさんいるの?」
ニヤリと笑う和。
N:「もしかしてニノちゃんがいないから
寂しくなっちゃった?」
O:「そんなこと…ないもん」
膨れっ面で言っても説得力ないよ?智くん。
思っても口にしないけど…
益々膨れるもんね?
N:「しょうがないな、食べ終わったら
ニノちゃんが一緒にいてあげようね?」
「和ばっかずるくない?俺も一緒にいる!」
O:「二人とも…そんな…ね?」
若干慌てる智くん。
M・N「食べ終わったら部屋ね?」
有無を言わさず二人で言い切った。