第3章 楽園
相葉Side
さすがにこのまま入り口でってわけには
いかないので俺に捕まる和を抱き上げる。
N:「ウワッ」
驚いた声を上げる和に言う。
「ベッドまで待ってね、姫」
N:「姫じゃないし」
ふくれる和。
濡れた瞳で俺を上目遣いで見つめる。
その顔が明らかに誘ってる。
宝物を置くように和をベッドにおろす。
仰向けになって俺を見る和。
俺は和の両脇に手を置き和を見つめる。
上気した頬。
潤んだ瞳。
吐息のように漏れる甘やかな声。
全てがいとおしい。
和の唇に再びくちずける。
そのまま唇を細い首筋に落とす。
チュっと音を立てて吸ったり、
いたずらに舐める。
N:「ふっ…んん…」
その度和から甘い吐息が漏れる。
「和、感じてるの?」
N:「ちがっ、くすぐったいだけ…」
「ふーんそうなんだぁ」
意地を張る和が可愛くて…
素直に求めさせたくなる。
耳を甘噛みしてみる。
そのまま耳を舐める。
N:「や…ダメ、そこ…もぅ」
「もぅ…なに?」
なかなか素直にならない和。
もっと…求めて…。