第3章 楽園
相葉side
部屋に入り、ドアノブに札を
手早く掛けるとそのまま和の唇を奪う。
もう一瞬たりとも待てなかった。
嬉しそうにはしゃぐ和を
俺だけのものにしたいと思った。
激しいくちづけに息継ぎをしようと
わずかに空いた隙間から舌を入れる。
押し返そうとする和の舌を
なだめるように俺の舌を絡ませる。
和の体から力が抜けていく。
息づかいに甘い声が混じる。
N:「ん……あっ、まー、
っ……だめ……やっ」
すがるように俺に掴まる和。
「だーめ。
今日はヤダって言っても止めないよ」
和の耳元で囁く。
N:「まー……ダメ…耳……いや…」
「ふふっ和、耳、弱いもんね♡」
そう言いながらまたキスをする。
今度は和が積極的に舌を絡ませてくる。
スイッチ、入ったね…。