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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第15章 Always thinking about you…


大野side

翔ちゃん、相葉ちゃんと一緒なんだ。

それなら安心かも?って思いと
そこにいるのが自分じゃないことへの
ジレンマ。

隣にいないことへの不安。

二人に心配かけてるのも分かってる。

どうしよう?
どうしたらいい。

手のひらの中のマグを回す。

マグの中に出来る渦巻き。

グルグル、グルグル、回る。

そのグルグルに巻き込まれていく…。

苦しい…苦しいよ翔ちゃん。

でも…翔ちゃんはもっと苦しいんだよね?

不安げにおいらを見る和と潤くん。

二人も苦しいよね?

翔ちゃんのもとに行った相葉ちゃんも
苦しいよね?

おいらに見せた笑顔がいつもの…
心の底からの笑顔じゃなかったもん…。


こんなこと、おいらたちの世界じゃ
よくあることなのに…。


なんでこんなに苦しいの?

なんでみんなこんなに苦しんでるの?

なんで?

なんで?

なんでがどんどん降り積もって…。

苦しい…苦しいよ。

喉がヒュって音を立てた気がした。

あれ?息ってどうやってするんだっけ?

心臓がバクバクする…。

手足が痺れてきた気がする…。

おいら死んじゃうのかな?

このまま飲み込まれちゃうのかな…。
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