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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第15章 Always thinking about you…


大野side

和の声がした。

反応しなきゃって思うけど声が出ない。

そんなおいらの前に和が来て手を伸ばす。

和の心配そうな目。

繊細で人の気持ちを
自分のことのように感じる和だから…。

おいらの気持ちにリンクする前に
切り換えなくちゃ…いけないのに。

そうだよ、和たちにこれ以上
迷惑をかけちゃダメだ。

おいら、リーダーだから。
一番上だから…。

切り替えろ、二人だって、
皆だって辛いんだから…。

ここで踏んばるのがおいらの役目だろ?

「ん、行く。ゴメンな、和」

まだ心配そうな和の頭にポンポンと
手を弾ませダイニングに向かう。

ダイニングにいる潤くんも心配そうな顔で
おいらのマグを差し出す。

「ありがとう。もう、大丈夫だから」

それだけ行ってマグの中の甘い飲み物を啜る。

隣の席が二つ…空いてる。

いつもは賑やかなダイニングを
沈黙が支配する。

沈黙を破るように和が言う。

N:「相葉さん、無事、汐留着いたって。
  翔さんと今日は相葉さんの
  マンション行くって。

  さっきメールがきてたよ。

  『こっちは大丈夫だから』って。

  ね?大野さん、
  心配しなくて大丈夫だから。


  これ、飲んだら今日は休もう?」

M:「そうだね?
  色々ありすぎて疲れたでしょ?

  とりあえず休もう?」
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